春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
会員作品秀句鑑賞 - 耕人集

2021年5月(通算502号)

耕人集●2021年5月号(通巻502号)

たをやかな袱紗さばきや初茶の湯  榎本洋美

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2021年5月号

野火走る我が放蕩も終りつつ   池田年成

2021年5月●通巻502号

主宰交代  蟇目良雨主宰  棚山波朗名誉主宰

月刊俳句雑誌「春耕」2021年5月号(通巻502)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

棚山波朗名誉主宰・ 蟇目良雨主宰 作品●2021年5月号(通巻502号)

空と海けぢめ定かに夏来る  棚山波朗        妻癒えよ振れば音する桜貝 蟇目良雨

晴耕・雨読集●2021年5月号(通巻502)

鳥総松旧町名に鳩の町   伊藤伊那男

自由時間 (95) 2021年5月号

宇宙には無数の星がある。われわれが夜空に見る星ですらあの数だ。地球に光が届いている銀河の数は少なくとも1700億個で、それぞれの銀河に含まれる恒星の数は、小さい銀河で1000万程度、巨大な銀河では100兆個に達する。そのほかに惑星や彗星があるから、まことおびただしい数の星を見ていることになる

曾良を尋ねて(141) 2021年5月号

異論は諸説あるが各地での丁重な扱いに曾良は松平忠輝のご落胤であると改めて筆者は確信するに至った。

鑑賞 「現代の俳句」(2)2021年5月号

二兎を追ふほかなし酷寒の水を飲み 有馬朗人

古典に学ぶ (94)源氏物語2021年5月号

『源氏物語』に描かれた「病(やまい)」② 18歳の若き光源氏の心身を蝕んでいる潜伏性の「病(やまい)」とは、言うまでもなく義理の母である藤壺との密通という罪の意識、そして、その事実が世間に知られれば身の破滅となりかねない。さらに父桐壺帝を欺き続けるという良心の呵責は不断に光源氏を責め続けていたに違いない。

はいかい漫遊漫歩(158)(159)2021年5月号

自作の江戸時代小説シリーズ『剣客商売』に登場する料理をまとめた池波正太郎著『庖丁ごよみ』(新潮文庫)で実作再現を担当した近藤文夫さん(銀座「てんぷら近藤」店主)は、同書に寄せて書く。〈病院にお届けし、先生に召し上がっていただいた最後の料理は海老とそら豆の天丼、それに豆腐の赤だしと蕪のお新香でした。海老はやや太めのが四本、これをみな食べて下さいました。亡くなる一週間前のことです。〉 日本橋にあった魚河岸の屋台で、揚げ立ての天ぷらを立食いで食べさせるようになったのは、江戸時代の初め。河岸で働く人々を相手に登場した握り寿司と同じで、仕事の合間に手っ取り早く腹を満たすファストフードだった。

韓の俳諧(27)2021年5月号

朝鮮総督府の機関紙京城日報は、2003年に縮刷版が刊行された。京城日報は、大衆文芸の懸賞募集を積極的に行い、俳句をはじめ川柳、俗謡、狂歌などの懸賞を募集した。俳句の選者は、橋本牛人であった。

「俳句文法」入門 (27) 2021年5月号

完了の訳は「…タ、…テシマッタ、テシマウ」等。時に存続「…テイル、…テアル」に訳す方がいい時もある。つ・ぬについては確述・強意「キット…スル、タシカニ…ダ」と訳すとよいばあいがある。つべし、ぬべし、のようにべしと接続する時である。 鶏頭の十四五本もありぬべし正岡子規

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