春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主宰近詠 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

2022年1月(通算510号)

棚山波朗名誉主宰・ 蟇目良雨主宰 作品●2022年1月号(通巻510号)

軍鷄の籠路地で繕ふ三日かな   棚山波朗      鍬の柄に三代の名や初田打    蟇目良雨   

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2022年1月号

一陣の風音立てて榠樝落つ   齋藤キミ子

2022年1月●通巻510号

創刊五十五周年記念特別号

月刊俳句雑誌「春耕」2022年1月号(通巻510)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2022年1月号(通巻510号)

渡良瀬の風の中なる秋桜  平田姓子

晴耕・雨読集●2022年1月号(通巻510)

沓脱ぎに靴を揃ふる帰省の子    朝妻力

鑑賞 「現代の俳句」(10)2022年1月号

春昼の水に逆立つ鳥の足 長島衣伊子

古典に学ぶ (102)源氏物語2022年1月号

柏木の病と死④ 柏木の垣間見 また、この猫の登場は、女三宮の住む御殿の内部をあらわに見せる機会を柏木に与える役割を果たし、しかもあろうことか女三宮その人までをも見せてしまうのである。これが、のちに重大な事件を引き起こす原因となり、この場面での猫の役柄は非常に大きいと言わざるをえない。

はいかい漫遊漫歩(174)(175)2022年1月号

黄金バット」の紙芝居作家、評論家、庶民文化研究家、時代考証家と多彩な肩書で活躍した加太こうじさん(1998年没、享年80歳)は、庶民的な味を愛した美食家だった。マグロは好物だったが、極上の赤身を良しとし、トロ、取り分け大トロは「人間の食うものじゃない」とけして口にしなかった。

「俳句文法」入門 (35) 2022年1月号

七田谷さんの「俳句文法入門」「べし」の章を紹介したい。 玆十日萩大名といひつべし  阿波野青畝 完了の助動詞「つ」に連なった「べし」は、萩の花にかこまれて確かに萩大名といってよい、と当然・適当の意を強調して是認する。 ー (引用より)  「ぬ」は自然的完了で、「つ」は人工的完了。

韓の俳諧(35)2022年1月号

大正4年(1915)の俳句雑誌『蕉禅世界』2月号に、「子規は新派に非ず我流也」という論説が載っている。著者は其角堂主人。其角堂の号と庵を継いだ田辺機一は、三囲神社内其角堂に住み、子規もライバルと認める俳句の指導者だった。蕉風を、初期・中期・末期に分け、子規は初期と中期に従い、機一は末期(完成期)の蕉風に従っているとした。機一は子規の早逝をいたんだ。

「日本酒のこと」(13) 2022年1月号

日本酒は古来より日本人の生活に深く根差した国酒であり、それだけに四季おりおりのお酒の楽しみ方があります。この雉子酒という季語を知ったことを契機に改めて歳時記を繰りお酒に関する季語を整理してみました。

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