春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

「俳句文法」入門 (27) 2021年5月号

完了の訳は「…タ、…テシマッタ、テシマウ」等。時に存続「…テイル、…テアル」に訳す方がいい時もある。つ・ぬについては確述・強意「キット…スル、タシカニ…ダ」と訳すとよいばあいがある。つべし、ぬべし、のようにべしと接続する時である。 鶏頭の十四五本もありぬべし正岡子規

春耕連載アーカイブス

子規の四季 池内けい吾 俳句時事 棚山波朗 衣の歳時記 我部敬子

「日本酒のこと」(5) 2021年5月号

前回は、地方の良心的な酒蔵の努力により1990年(平成2年)に大吟醸酒、純米酒等の特定名称酒に関する法律が施行されたことを述べましたが、今回は我々が長年にわたり馴染んでいた特級酒、一級酒、二級酒の級別制度に触れておきたいと思います。

自由時間 (94) 2021年4月号

フランソワ・ポンポンとはフランスの彫刻家である。ロダンの助手を務めたこともある彼は、動物彫刻家として有名だ。その代表作は名作の誉れの高い「シロクマ」である。パリのオルセー美術館に展示されているが、実物大のように見える白い大理石のシロクマは、なめらかな曲線に包まれ、愛らしく、凛々しく、一目で虜になるような彫刻だ。

曾良を尋ねて(140) 2021年4月号

神道家でもありまた真言宗の教えを受けた曾良にとって二度目の終焉の地を榛名に選んだのは風水の方位学によるものであったと思われる。幕閣との繋がりがある御師とも交流しており神仏を拝み、神道を極めんと修験者としての生き方を選んでいたのではないか。

鑑賞 「現代の俳句」(1)2021年4月号

鮭は目を啄まれつつ産みにけり 照井翠

古典に学ぶ (93)源氏物語2021年4月号

『源氏物語』に描かれた「病(やまい)」  「近代文学は病気から始まる」とよく言われる。それは『源氏物語』でも同じである。この抗うことのできないコロナ禍で、文学に描かれる「病」とは人間にどんな意味を投げかけるのだろうか。『源氏物語』には、次のような多くの「病」が描かれる。

はいかい漫遊漫歩(156)(157)2021年4月号

初鰹と言えば、まず浮かぶのが山口素堂の〈 目には青葉山ほととぎす初鰹 〉の句。俳句作法の禁忌である「季重ね」「三段切れ」を堂々と使った名句だ。

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