春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

はいかい漫遊漫歩(144)(145)2020年10月号

〈 日本ではじめてのC級句集 駄句、この粋と恥。全113句、ツッコミ大合評会。山藤章二宗匠率いる雑排句会「駄句駄句会」の奇才・珍才。互いの辛口・甘口・大脱線批評を満載した傑作選!〉と“腰巻”に謳う珍本から珍句、迷句を抜き書きでご紹介。

韓の俳諧(20)2020年10月号

明治32年のインチョンの俳句結社より前に、明治29年にソウルに清風会という結社があった。韓城新報内にあり、郵便句会を開いていた。

「俳句文法」入門 (20) 2020年10月号

助動詞「り」は「あり」の転じた約語。本来存続の意味で「…ている。…てある」と訳す。完了の意味(…た。…てしまう、と訳す)に用いられることもある。 古文では四段活用とサ変の動詞にしか付かない。

四季の野鳥 (7) 2020年10月号

色鳥は、秋小鳥とも言い尉鶲、真鶸、連雀、花鶏(あとり)など羽根色が美しい小鳥の総称であるが、渡りをしなくても姿が美しい鳥を含む。春の渡り鳥が囀りを競うのに対して、秋の渡り鳥は色を競うと言われる。

自由時間 (87) 2020年9月号

8月は戦争が近くなる月だ。広島・長崎の原爆記念日、終戦記念日。今年はさらに新型コロナウイルスの感染拡大が加わり、気分が重苦しい。その上、熱中症の死亡者数が新型コロナウイルスによる死亡者数を上回るという猛暑に襲われて、泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目だ。今回は、第二次世界大戦中の感染症にまつわる喜劇(?)と悲劇を一つずつ。

曾良を尋ねて(133) 2020年9月号

今回の巡見使としての対馬藩藩への任務は曾良の長年にわたる東北や関西の公儀の任務の実績から判断されたのであろうか。引退していたにもかかわらず土地勘のない筑紫方面への任命は特別な意図があったのであろうか。この度の対馬藩探索には曾良が長年使用した六十六部の衣装は持参することを禁止された。その姿によって諜報活動が容易だったのであるが曾良の性格上十分に調べていたとは思われるが、今回の御用人の姿のままの諜報活動には困難が予想される。

鑑賞 「現代の俳句」(148)2020年9月号

紺夜空白もくれんは帆のごとし 鈴木しげを

古典に学ぶ (86)源氏物語2020年9月号

桐壺更衣の最後の和歌 輦車(てぐるま)の宣旨を出した後も、なお引き止めようする帝に対し、更衣は突然「女」と呼称される。身分や地位を捨て、一個の女性という立場で、最後の力を振り絞り、日常的な言語ではなく和歌によって自身の生への執着を語る。

« 1 35 36 37 81 »
PAGETOP
Copyright © 春耕俳句会:Shunkou Haiku Group All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.