春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

鑑賞 「現代の俳句」(154)2021年3月号

夕映えに鵙の舌打ち何かある 森岡正作

古典に学ぶ (92)源氏物語2021年3月号

「光隠れたまひにし後」の物語・第三部「宇治十帖」② 薫は、自分が不義の子であることが明確になってしまうのが怖い。もし、真実が明らかになり、それが世間にばれてしまったら、今まで光源氏の息子としてもてはやされてきた全てを失うことになるかも知れない、と怯えてもいる。「将来は天皇に等しき位まで栄達する」と高麗の人相見に予言され、その通りに頂点を目指し果敢に挑戦し、それを実現していった光源氏とは対照的である。

はいかい漫遊漫歩(154)(155)2021年3月号

『俳諧七部集』に収められた撰集の一つ『猿蓑』は、芭蕉の指名で向井去来と凡兆が編集に当たった。元禄4年(1691)、芭蕉が京都に滞在、監修した『猿蓑』の最高入集句は凡兆の41句で芭蕉の40句を上回った。

「俳句文法」入門 (25) 2021年3月号

接続助詞「て」にラ変動詞「あり」の約が「たり」。存続(…ている。…てある。)と完了(…た。…てしまう。…てしまった)の意味がある。

韓の俳諧(25)2021年3月号

韓半島の俳句研究の先駆者である阿部誠文氏が、『ホトトギス』明治32年(1899)9月号の地方俳句界末尾の記事から、半島で最も早い俳句会は明治32年に仁川(インチョン)の旧派の榛々吟社、新派では仁川新声会であるとされた。仁川新声会は、ホトトギスに句会報をのせるほど興隆したが、短期間で衰退し京城の俳人と合わせて南風会という名称になった。

四季の野鳥 (12) 2021年3月号

十数年前の八王子や浅川・多摩川沿いに多数の雲雀がいたが、開発や宅地化が進み激減した。古事記や万葉集にも知られた鳥だが、命名は貝原益軒の日晴有力だが、鳴声説もある。

「日本酒のこと」(3) 2021年3月号

3月上旬の酒蔵はアルコール発酵の終わったタンク内の醪(もろみ 白くどろどろした液体)を搾る最終段階にあります。その搾りたての新酒は「にごり生酒」、「おりがらみ生酒」、「無濾過生酒」等の商品名で店頭を色鮮やかに飾っています。

自由時間 (92) 2021年2月号

華やかな芸能界に身を置き、順風満帆であるかのように見えていた彼、なかにし礼は2020年12月23日、若いころからの持病だった心臓病の悪化により入院先の病院で死去した。

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