はいかい漫遊漫歩(150)(151)2021年1月号
2021年1月1日 はいかい漫遊漫歩
ぼく(沢木欣一)の俳句は加藤楸邨氏に俳句の土性骨を教えられたことから始まり、俳句の詩としての在り方を強く中村草田男氏から開眼され、詩の在り方の純粋さにおいて細見綾子より多くを学んだ。
「俳句文法」入門 (23) 2021年1月号
2021年1月1日 俳句文法
完了の助動詞「ぬ」は〈な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね〉とナ変(死ぬ・往ぬ)型に活用する。完了の訳は「…た。てしまった。てしまう」。他に存続(ている、てある、と訳す)の意味がある。また確述・強調(確かに…する。きっと…する、と訳す)の意味もある。
韓の俳諧(23)2021年1月号
2021年1月1日 韓の俳諧
俳諧鴨東新誌に掲載された外国支部は138号の台北が最初だが、142号に朝鮮の露光という支部が現れた。これは、俳人露光が結佐の名前を自分の俳号にしたものと考えられる。露光が人数分の会費を払い連合表に掲載されるようにしたのだろう。141号には、外交人同士の俳句相撲も掲載されている。
四季の野鳥 (10) 2021年1月号
2021年1月1日 四季の野鳥
白鳥は、くぐひ又はたづ(奈良時代)、こう又はこふ(平安時代)と呼ばれていた。安土桃山時代からはくてふと呼ばれるようになった。大白鳥、小白鳥がありユーラシア大陸で繁殖し日本に飛来する。
「日本酒のこと」(1) 2021年1月号
2021年1月1日 日本酒のこと
日本酒は米という農産物を材料として、何段階も の加工工程を経て造る工業製品と云えます。併せて、米の種類、精米の度合い、 酵母菌の種類等で日本酒の味や香りに大きな違いが出てくるため、この分野での 技術開発の競争が熾烈となっています。
自由時間 (90) 2020年12月号
2020年12月1日 自由時間
ロンドンから北西へ80㌔のところに、ブレッチリー・パークと呼ばれる広大な敷地を持つ邸宅がある。第二次世界大戦中、ここに政府暗号解読学校が置かれていた。現在はそこで使われていた機器類を展示する博物館になっている。ナチスの暗号を解読するのに役立った元祖コンピュータも復元されて展示されている。ここに置かれていた政府暗号解読学校の最大の功績は、ナチス・ドイツの解読不能とされていた暗号「エニグマ」を解読したことである。解読したのは天才数学者アラン・チューリングである。
曾良を尋ねて(136) 2020年12月号
2020年12月1日 曾良を尋ねて
岩波庄右衛門の終焉にはいろいろな説があるが、用人の死という大きな事件にもかかわらず何の混乱もなく巡見使の一行は壱岐島を離れた。このことは推測の域に過ぎないが正字は対馬藩への幕府の命を受けており、仮病を使い中藤家に入り公儀が用意した別の通行手形でひそかに持参した六十六部の衣装で単独にて対馬藩を探っていたのではないかという説。そして計画が秘かに実行された時点で巡見使一行は用人の死を報告した。そのころには正字は任務を無事終えて江戸へと向かっていたのである。これは「本土生存説」などによる推測によるものである。
古典に学ぶ (89)源氏物語2020年12月号
2020年12月1日 古典に学ぶ
光源氏の王権回復の物語 『源氏物語』は全54帖、原稿用紙に換算すると約2,300枚もの壮大な物語だが、その全体を概観すると、以下のような3部構成と見ることができる。第1部は1帖の「桐壺」から33帖「藤裏葉(ふじのうらば)」まで、源氏の出生から源氏が准太上天皇をきわめるまでである。





