2023年8月(通算529号)
はいかい漫遊漫歩(212)(213)2023年8月号
2023年8月1日 はいかい漫遊漫歩
〈 三月の甘納豆のうふふふふ 〉〈 たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ 〉を自作俳句の代表句と称する “ねんてん ”、坪内稔典さんが代表の俳句グループ「船団の会」が、平成30年9月1日発行の機関誌「船団」(第118号)で組んだ特集が話題を呼んだ。
韓の俳諧(54)2023年8月号
2023年8月1日 韓の俳諧
1917年の夏休みに、草城は父の任地である淸津(チョンジン)へ帰省し、父の職場鉄道局の、木の芽会という句会に加わって、俳句を始めた。木の芽会はホトトギスの久世車春の指導を受けていた。木の芽会には、新田如水(職場の所長かつ俳句のリーダー)、久世車春は鉄道局の指定商人であった。
古典に学ぶ (121)源氏物語2023年8月号
2023年8月1日 古典に学ぶ
「病」と「死」を物語はどう描いたか⑤ 葵上① 葵上は、左大臣家で大切に養育された、いわゆる深窓の姫君である。源氏が12歳で元服した折、16歳で結婚した女性である。
「日本酒のこと」(32) 2023年8月号
2023年8月1日 日本酒のこと
日本酒はギンギンに冷えたものから超熱燗に至るまで大変に幅広い温度帯で楽しめるという、ワインやウイスキー等の他のお酒にはない特徴があります。また、瓶のままではなく他の容器に移し替えて飲むことも日本酒ならではのことです。そして、我が国には陶磁器をはじめ漆器や硝子、錫等の伝統工芸の粋が生活の隅々にまで普及し定着しており、その器と日本酒は持ちつ持たれつの関係で発展してきました。