春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
今月の秀句 - 蟇目良雨抄出

2021年3月(通算500号)

今月の秀句(蟇目良雨抄出)2021年3月号

うすうすと湯気もみどりや懸菜煮る 鳥羽サチイ

棚山波朗主宰・ 蟇目良雨副主宰 作品●2021年3月号(通巻500号)

白魚をひと飲みにして喉さみし 棚山波朗    坂の名に金魚や蛙青き踏む 蟇目良雨

2021年3月●通巻500号

令和2年「春耕賞」該当者無し。 佳作対象者 大塚紀美雄 安原敬裕 坂口富雄 仲間文子

月刊俳句雑誌「春耕」2021年3月号(通巻500)俳句でつづる生活と美「春耕俳句会」発行

耕人集●2021年3月号(通巻500号)

快晴の今日の始まる鵙の声 伊藤克子

晴耕・雨読集●2021年3月号(通巻500)

インバネスの父に縋つて町へ出る   石鍋みさ代

自由時間 (93) 2021年3月号

高浜虚子は、「ホトトギス」誌大正2(1913)年5月号から、初心者のための「6ヶ月間俳句講義」を連載した。その講義をまとめて本にしたのが『俳句とはどんなものか』である。

曾良を尋ねて(139) 2021年3月号

吉川惟足の門下生の頃より曾良と見識のあった並河誠所と関祖衡が榛名山中で出会った白髪の老翁こそ、幕府の御用を勤め上げ榛名山中に隠棲していた曾良に間違いないであろう。

鑑賞 「現代の俳句」(154)2021年3月号

夕映えに鵙の舌打ち何かある 森岡正作

古典に学ぶ (92)源氏物語2021年3月号

「光隠れたまひにし後」の物語・第三部「宇治十帖」② 薫は、自分が不義の子であることが明確になってしまうのが怖い。もし、真実が明らかになり、それが世間にばれてしまったら、今まで光源氏の息子としてもてはやされてきた全てを失うことになるかも知れない、と怯えてもいる。「将来は天皇に等しき位まで栄達する」と高麗の人相見に予言され、その通りに頂点を目指し果敢に挑戦し、それを実現していった光源氏とは対照的である。

はいかい漫遊漫歩(154)(155)2021年3月号

『俳諧七部集』に収められた撰集の一つ『猿蓑』は、芭蕉の指名で向井去来と凡兆が編集に当たった。元禄4年(1691)、芭蕉が京都に滞在、監修した『猿蓑』の最高入集句は凡兆の41句で芭蕉の40句を上回った。

「俳句文法」入門 (25) 2021年3月号

接続助詞「て」にラ変動詞「あり」の約が「たり」。存続(…ている。…てある。)と完了(…た。…てしまう。…てしまった)の意味がある。

韓の俳諧(25)2021年3月号

韓半島の俳句研究の先駆者である阿部誠文氏が、『ホトトギス』明治32年(1899)9月号の地方俳句界末尾の記事から、半島で最も早い俳句会は明治32年に仁川(インチョン)の旧派の榛々吟社、新派では仁川新声会であるとされた。仁川新声会は、ホトトギスに句会報をのせるほど興隆したが、短期間で衰退し京城の俳人と合わせて南風会という名称になった。

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