2018年12月5日 2018年12月(通算473号)
忘れ去ることもしあはせ曼珠沙華 桑島三枝子
2018年11月1日 2018年11月(通算472号)
帰省子の素直に返事して無口 林美沙子
2018年10月1日 2018年10月(通算471号)
夜の秋や小津の映画を巻き戻す 平照子
2018年9月1日 2018年9月(通算470号)
路地奥に水足してゐる金魚売 大林明彦
2018年8月1日 2018年8月(通算469号)
合歓の花いのりのごとく葉を垂れて 大林明彦
2018年7月2日 2018年7月(通算468号)
廃線の最終列車青葉木菟 清水和徳
2018年6月2日 2018年6月(通算467号)
たやすくは抜けぬ地獄の釜の蓋 伊藤克子
2018年5月1日 2018年5月(通算466号)
殉教の島の哀史や紅椿 平向邦江
2018年4月1日 2018年4月(通巻465号)
着水の音をひとつに番鴨 山田えつ子
2018年3月1日 2018年3月(通巻464号)
冬夕焼山に棲むもの皆淋し 坂本幸子
2017年1月16日 2017年1月(通巻450号)
鮎落ちて母なる淡海暮れにけり 柚口満
2016年12月6日 2016年12月(通巻449号)
七草の尾花最も淋しくて 伊藤伊那男