2021年5月5日 2021年5月(通算502号)
野火走る我が放蕩も終りつつ 池田年成
2021年4月4日 2021年4月(通算501号)
出羽富士の見え隠れして波の花 池田春斗
2021年3月21日 2021年3月(通算500号)
うすうすと湯気もみどりや懸菜煮る 鳥羽サチイ
2021年2月15日 2021年2月(通算499号)
穭田に鳥居の影や大斎原 峯尾雅文
2021年1月12日 2021年1月(通算498号)
子を思ひ憶良を思ひ栗を剝く 伊藤克子
2020年12月3日 2020年12月(通算497号)
格子戸は灯りて風の盆中止 住田うしほ
2020年11月1日 2020年11月(通算496号)
禰宜として笛仕る生身魂 峯尾雅文
2020年10月1日 2020年10月(通算495号)
城垣の疎らに破れて竹煮草 小島利子
2020年9月1日 2020年9月(通算494号)
早苗田に筑波五山の影ゆれる 船山励三
2020年8月1日 2020年8月(通算493号)
竹の子の伸びて少年変声期 内田節子
2020年7月4日 2020年7月(通算492号)
崩崖(あず)の上に山藤垂れて静まりぬ 桑島三枝子
2020年6月2日 2020年6月(通算491号)
残月の光のかけら初蝶来 秋山淳一