2022年10月1日 2022年10月(通算519号)
せせらぎを伴奏にして河鹿笛 北原昌子
2022年9月1日 2022年9月(通算518号)
無医村に開院のビラ燕来る 金子正治
2022年8月1日 2022年8月(通算517号)
黒こげになりたるパンや山笑ふ 野口栄子
2022年6月1日 2022年6月(通算515号)
雪の降る音無き音に目覚めけり 今江ツル子
2022年7月1日 2022年7月(通算516号)
炉を囲みくらし正方形となり 鳥羽サチイ
2022年5月1日 2022年5月(通算514号)
山の神祀るまたぎの大囲炉裡 佐藤文子
2022年4月1日 2022年4月(通算513号)
武骨なる手より生まるる干し寒天 中村岷子
2022年3月1日 2022年3月(通算512号)
塔よぎる一刷毛の雲秋惜しむ 廣仲香代子
2022年2月1日 2022年2月(通算511号)
昼休み辞書を枕に夜学生 矢尾板シノブ
2022年1月1日 2022年1月(通算510号)
渡良瀬の風の中なる秋桜 平田姓子
2021年12月1日 2021年12月(通算509号)
長崎忌小雨の匂ふ都電かな 伊藤宏亮
2021年11月1日 2021年11月(通算508号)
道をしへ途切れ途切れの古道かな 笠松秀樹