春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
主宰近詠 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

棚山波朗主宰・ 蟇目良雨副主宰 作品●2021年4月号(通巻501号)

海の風地を這ふ能登のさくら冷え 棚山波朗    料峭や己を嫌ふ影法師 蟇目良雨

棚山波朗主宰・ 蟇目良雨副主宰 作品●2021年3月号(通巻500号)

白魚をひと飲みにして喉さみし 棚山波朗    坂の名に金魚や蛙青き踏む 蟇目良雨

棚山波朗主宰・ 蟇目良雨副主宰 作品●2021年2月号(通巻499号)

手拭をくるめて母の種袋 棚山波朗    初鏡頰を叩いて励ませる 蟇目良雨

棚山波朗主宰・ 蟇目良雨副主宰 作品●2021年1月号(通巻498号)

福藁に雀睦める山家かな 棚山波朗    日々ちぢむいのちありけり烏瓜 蟇目良雨

棚山波朗主宰近詠●2020年12月号(通巻497号)

朝日はや高きところに百舌の声 棚山波朗

棚山波朗主宰近詠●2020年11月号(通巻496号)

咲き盛る野花を集め綾子の忌 棚山波朗

棚山波朗主宰近詠●2020年9月号(通巻494号)

コロナ禍の路地にもの焚く無月かな 棚山波朗

棚山波朗主宰近詠●2020年8月号(通巻493号)

働きづめ綾子の燕帰りけり 棚山波朗

棚山波朗主宰近詠●2020年7月号(通巻492号)

夏痩せの頰にコロナのマスク痕 棚山波朗

棚山波朗主宰近詠●2020年5月号(通巻490号)

寄すよりも引く波早し春の波 棚山波朗

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