春耕俳句会は、有季定型の俳句と和楽の心で自然と人間の中に新しい美を探求します。第五感・第六感を働かせた俳句作りを心がけます。
連載記事 - 月刊俳句雑誌「春耕」掲載

俳句文法

「俳句文法」入門 (45) 2022年11月号

助詞は格助詞・接続助詞・副助詞・係助詞・終助詞・間投助詞の六種類がある。格助詞には次の様な種類がある。①主格②連体格③体言用④同格⑤比喩である。

「俳句文法」入門 (44) 2022年10月号

助動詞 る・らるには受身・尊敬、自発・可能の意がある。 ががんぼの置き去りの脚吐き出さる 棚山波朗

「俳句文法」入門 (43) 2022年9月号

比況とは比べ況(たと)えること。比況の助動詞「ごとし」。「ヨウダ」と訳す。1比況の用法(…ヨウダ。…ニ似テイル。)比況の助動詞には他に「ごとくなり」「やうなり」がある。

「俳句文法」入門 (42) 2022年8月号

「なり」の終止形につくのは伝聞、連体形につくのは断定の意味。断定・存在の「なり」は体言と活用語の連体形につきます。

「俳句文法」入門 (41) 2022年7月号

擬声語(鳥声など)や擬音語(鐘音など)の次にくる「なり」は推定です。だから子規の、〈柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺〉という句も柔らかい推定と考える方がいい、と七田谷まりうすさんは仰っている。

「俳句文法」入門 (40) 2022年6月号

「終止形につく <なり> は近世においては伝聞・推定ではなく、詠嘆の働きをするものと理解されるのが一般的であったが、現代では研究の成果により、伝聞・推定説が定説となっている。

「俳句文法」入門 (39) 2022年5月号

推定の助動詞に「らし」「めり」「なり」がある。活用語の終止形に接続する。「・・・ラシイ。・・・ニチガイナイ。」等に訳す。

「俳句文法」入門 (38) 2022年4月号

「けむ」は過去の推量(...タダロウと訳す)を第一義とする助動詞。

「俳句文法」入門 (37) 2022年3月号

(1)助動詞「むず」は「むとす」の約語で「む」と同じ意味で使われる。「む」を強めた言い方。(2)「らむ」は現在推量の助動詞、らんとも。四段型に活用。○○らむ・らむ・らめ○。終止形に接続。

「俳句文法」入門 (36) 2022年2月号

推量の助動詞は「む(ん)」「むず(んず)」「らむ」「けむ(けん)」などあり、現在推量が3つ、過去推量(・・・ただろう、と訳す)が1つ、けむ(けん)。

「俳句文法」入門 (35) 2022年1月号

七田谷さんの「俳句文法入門」「べし」の章を紹介したい。 玆十日萩大名といひつべし  阿波野青畝 完了の助動詞「つ」に連なった「べし」は、萩の花にかこまれて確かに萩大名といってよい、と当然・適当の意を強調して是認する。 ー (引用より)  「ぬ」は自然的完了で、「つ」は人工的完了。

「俳句文法」入門 (34) 2021年12月号

べしは活用語の終止形に接続する。生くべし。死ぬべし。但しラ変とラ変型の活用語には連体形に付く。有るべし。居るべし。活用は形容詞の型である。

« 1 2 3 4 6 »
PAGETOP
Copyright © 春耕俳句会:Shunkou Haiku Group All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.